ハーレー乗りのヘルメットの規格やタイプ
ハーレーなどを代表とするオートバイに乗るためには、ヘルメットの着用が義務付けられています。現在販売されているヘルメットにはいくつかの種類や規格があります。
形状の観点から分類すると、「フルフェイス」があります。
このタイプのヘルメットは頭と顔全体を追うタイプです。その特徴は、安全性が高いところと、走行時の風切音が小さいことです。顔全体を覆うため、夏は熱い思いをするなどのデメリットがあります。また、装着する際に眼鏡を一度外さなければならないのもデメリットと言えるでしょう。
「ジェットヘルメット」は、フルフェイスに対して顎の部分が解放されています。
装着のしやすさがフルフェイスより良く、メガネをしたままでも装着できるのがメリットです。その反面、顔の部分が大きく露出しているため、高速走行時の風の巻き込みが多いのがデメリットです。転倒時の安全性についても、フルフェイスの方が優れています。
ここ数年、多くのライダーに重宝されているのが「システムヘルメット」です。
このヘルメットは、フルフェイスとジェットヘルメットの良いところを採用した機能的なヘルメットです。外見上はフルフェイスなのですが、顎の部分を上に動かすことができ、装着時にジェットヘルメットの形状にすることで、眼鏡をしている人も眼鏡を外さずに装着可能です。
「ストリート系・スモールジェットヘルメット」は、ジェットヘルメットと似た形状をしていますが、シールドがついていないタイプです。後付けでシールドをつけられるので、自分の好みに合わせてカスタムできますし、シールドの代わりにサングラスをするなどファッション性を高めることも可能です。
ヘルメットの規格については、日本で主流となっているのは、「SGマーク」や「JIS規格」があります。
SGマークは製品安全協会が実施している安全基準です。
JIS規格は国が定めた品質・性能・安全性をクリアしている証明となる規格です。
ハーレーに乗る場合は、これらの安全基準を満たしていないヘルメットは使用不可です。